和楽舎設計工房のコーポレートサイト内に、
改修設計の事例
を追加しました。
※タイトルクリックでページへ移動します
こだわりの食材と熟練の技が堪能できる名店。
ぜひ、ご覧ください。
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和楽舎設計工房では、
12月29日(水)から1月5日(水)までを
年末年始休業とさせていただきます。
新年は1月6日(木)9時より通常営業となります。
休業中のお問い合わせ・ご連絡等は
お問い合わせフォーム
よりお願い申し上げます。
こんにちは。
スタッフ 里沙です。
異業種の友人・知人に良く聞かれるのが、
「建築の職業って、
建築家とか建築士とか設計士とか色々聞くけど、
どう違うの?」
ということだったりします。
この質問には
「自分の仕事をどう捉えているか」
と、
「法律的に名乗れる条件があるか」
という2つの切り口から
答えることができます。
まず1つ目、
「自分の仕事をどう捉えているか」
についてです。
一般的には
「建築家」・・・アーティストに近い存在
「建築士」・・・芸術・機能両面に配慮した専門家
「設計士」・・・図面を書くことがメインの職業
といったイメージで使われることが多く、
非常に主観的で曖昧な部分でもあります。
本人がどう名乗るかにかかっていて、
「建築家です」と自ら名乗るのは照れる、
という風潮も、時折見られます。
続いて2つ目、
「法律的に名乗れる条件があるか」
について。
「建築家」や「設計士」は言わば通称ですが、
日本には「建築士」と名の付く資格があります。
「一級建築士」
・・・国家資格。どんな建物でも設計できる。
「二級建築士」
・・・知事免許。設計できる建物に制限あり。
戸建て住宅程度の設計が想定された条件で、
2~3階建ての木造住宅の設計なら
概ねOKと考えて良いでしょう。
建物の高さや構造、床面積、用途などに
複合的に制限がかかるため、
施設などの設計はNGな場合が多いです。
こんな感じです。
「建築士です」と言えば、
有資格者である、という
客観的事実を述べているのに近いかもしれません。
「建築家」の中には資格を持たずデザインに徹し、
法的な部分は人に任せる方もいます。
一方で、一級建築士の免許を保持しながら
「設計士」を貫く方もいます。
どう名乗るかは
価値観やビジネススタイルの差に過ぎませんが、
多くの学生は「スター建築家」に憧れ、
社会人を目前に現実を目の当たりにし、
自分なりの「建築家」としての生き方を模索する...
という側面もあります。
このあたりのことを、
私の知人が本に書きました。
「建築家として生きる
―職業としての建築家の社会学」
(著者:松村 淳 氏)
キャリア本としても、
一般教養としても楽しめる一冊。
ご興味があれば、ぜひ読んでみてくださいね。
(スタッフ:里沙)
先日、設計を担当した住宅の
地鎮祭が執り行われました。
山﨑も参加させていただき、
工事の安全を祈念して参りました。
鎌(斉鎌【いみかま】)→鍬(斉鍬【いみくわ】)
→鋤(斉鋤【いみすき】)
の順に、盛砂の儀式を行っているところです。
始めにお施主様が鎌を入れ、
山﨑は、2番目の鍬(くわ)を担当。
※鎌、鍬、鋤の担当は
地方や施工業者などにより異なります
地鎮祭の間はお天気も良く、
幸先の良いスタートとなりました。
いよいよ着工。
この度は、誠におめでとうございます!
こんにちは。
スタッフ 里沙です。
空気が澄んで、急に冬らしくなってきましたね。
ここ浜松は温暖な気候で知られていますから、
気温自体は日中なら10℃以上の日がほとんどです。
ところが...
冬の浜松は、とにかく風が強い!
「遠州のからっ風」
と言われる、言わば風物詩。
これが吹くと体感温度は一気に下がります。
「からっ風」とは、
山を越えて吹き付ける下降気流のこと。
空気中の水蒸気は雨や雪として山に降るため、
山を越えた浜松には
乾燥した北西の強風が吹きすさぶ、
という仕組みのようです。
移住組である私は
浜松最初の冬、
「ゴーッ!!!」という音を立てて風が吹き、
街路樹が大きくしなっている街並みに
「台風?」と怯えていました。
それどころか
工事監理で現場の足場に上ると、
足場が大きく揺れて...
それはもう、スリル満点です。
今となっては、轟音を聞くと
「今年も冬が来る!」と
ワクワクする位には
この風に慣れてきました。
さて、
浜松の建築設計においても
「からっ風」対策無しには語れません。
真冬に、台風並みに強い木枯らしが
玄関を開ける度に入ってくる状況、嫌ですよね。
例えばこちらの住宅のプラン。
玄関は通行人からの視線をカットできる
北西にあるのですが、
北西と言えば、「からっ風」の吹いてくる方向。
板塀や樹木を設けることで、
風や西日をカットする計画としています。
設計事例:「光と風でおもてなし」
(2002年 静岡県住まいの文化賞 優秀賞作品)
クリニックなどの医院建築でも同様で、
待合室に風が直撃しないよう、
風除室の配置を工夫しています。
体調の悪い方が訪れる場所ですから、
室内を暖かく保つことは
医院設計で最も重要なポイントのひとつです。
とは言え、
建築デザインには
風対策よりも叶えたい夢が、
沢山、沢山あるはずです。
私達設計者の役割は、
念願かなって出来上がった空間で
どんな季節も快適に過ごせるように、
表立ったデザインだけでなく、
縁の下でも沢山検証を重ねること。
「遠州のからっ風」。
浜松の建築士としては
一生付き合う存在です。
(スタッフ:里沙)