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3月に上棟を迎え、
我々も「餅投げ」をさせていただいた個人邸宅。
先日ついに完成を迎え、
お引渡しを完了しました。
ご自邸の完成、おめでとうございます!
完成写真は後日
和楽舎のコーポレートサイトにアップ予定です。
こちらのwebサイトでもお知らせいたしますので、
その折はぜひご覧ください。
さて、今回のデザインテイストは
「和モダン(和が強め)」。
機能面では
清掃のしやすさやメンテナンス性、
新築時の風合い維持を重視する計画でした。
そのため、
自然素材そのものでなく新建材も
積極的に採用する方針でプロジェクトが進みました。
クリニック等の医院建築や福祉施設とも
とても相性の良い建材ですので、
一部ご紹介いたします。
■基本の壁装
左官材のようにマットな質感を持つ
壁紙「防汚紙ウォール(東リ社)」を採用しました。
一般的なビニルクロスでなく紙製のクロスですが、
抗菌防汚フィルムでコーティングされており
水拭きができます。
和の雰囲気づくりと不特定多数利用の両立を図りたい
クリニックやホテルにもおすすめです。
ちなみに、和室の襖紙には
紙ならではの上品なツヤを活かした色柄を選定。
■アクセント壁(タイル)
壁のタイルは「エコカラット(LIXIL社)」。
土壁由来の「呼吸する素材」で
湿気や臭いを半永久的に解消してくれる一方で、
汚れに強く水拭きできるよう加工されたタイルです。
【玄関】
和紙や木材の質感が
臨場感たっぷりに表現されています。
■畳
和紙畳「健やかくん(ダイケン)」。
い草の代わりに、加工和紙で編まれた畳です。
日焼けや引っかき傷に強く撥水性もあり、
ジュース等色のついた液体ををこぼしても
水拭きできてシミになりにくいという特徴があります。
色やデザインの展開も豊富で
洋室にもなじませやすいラインナップです。
日本の風土に合った
身体や心に優しい素材を使いたいけれど
「気兼ねなく水拭きや消毒がしたい」
「メンテナンスは極力容易なものを選びたい」
といった場合には、
今回ご紹介したような建材もおすすめです。
建築全体のこと、内外装の素材選びのこと、
インテリアデザインのことなど
好みや目的に応じてアドバイスさせていただきます。
お気軽にお問い合わせください!
関連ブログ(コーポレートサイト):
⇒「上棟おめでとうございます!」
(文:里沙)
WARAKUSHA(和楽舎設計工房)代表・山﨑が
webサイト「住宅設計.jp」のインタビューを受けました。
クリニックとご自宅が一体となった
「医院併用住宅」を含めた住宅設計について
建築やお施主様への想い、
設計のプロセス・裏話などを
お話しさせていただきました。
サイトの運営母体は高千穂シラス株式会社様。
マグマ由来の「シラス土」を使用した
塗壁材を扱う会社様です。
横浜からはるばる浜松までお越しいただき
ありがとうございました!
自然や周辺環境との呼応を大切にした
山﨑の設計方針と高千穂シラス様との共通項も多く、
話にも熱がこもりました。
記事になりましたら
追ってお知らせさせていただきます。
関連:
■医院併用住宅の設計事例
「鈴木内科」様(静岡県磐田市)
(文:里沙)
このたび、スタッフ・山崎里沙が
主婦と生活社さんのwebメディア
「fumufumu news(フムフムニュース)」
に取材いただき、記事が掲載されました。
(写真はサイトより引用)
「大人のハローワーク」という特集にて、
インテリアコーディネーターとして
異業種からのキャリアチェンジや
実際の仕事内容について
お話ししています。
文系出身、
都内教育系企業の企画営業職という
全くの畑違いから、
今こうして
浜松の建築設計事務所で活動できているのですから、
ご縁ってとてもありがたいなぁ...と
改めて実感しています。
引き続きクリニック・医院の
快適な空間づくりを
デザイン面でお手伝いできるよう
アップデートを続けて行こうと思います。
記事は3回シリーズ。
よろしければぜひ、ご覧ください。
fumufumu newsさん、
素敵な機会をいただきありがとうございました!
(記事↓)
第1回:
【インテリアコーディネーター#1】
30歳という年齢。人生が決まるかも。
羽ばたきたいという願いからの転職
第2回:
【インテリアコーディネーター#2】
わたしの仕事は、クライアントが
"どんな生き方をしたいか"を形にすること
昨日は参議院選挙でしたね。
「選挙」に関して、建築の分野では
会場のユニバーサルデザイン化が
進んでいます。
選挙当日に投票した方は、会場を思い出してください。
当日の出入口は、通常の施設エントランスとは
別の場所ではなかったですか?
例えば、こんな感じで...
学校の体育館や公共施設の集会場の大きな窓を開け放ち
外の広場から直接出入りする動線が、
選挙会場にはとても多いです。
この時、
施設自体の出入口はバリアフリー仕様になっていても、
選挙の出入口は段差があって車椅子などは難しそう...
という施設もまだまだあり、対策が進んでいるのです。
私達WARAKUSHAでも、浜松市の委託のもと
選挙時には会場になる公共施設の
ユニバーサルデザイン改修に
携わらせていただいています。
民間のクリニックなど医院設計の技術を活かし、
地域の方々の動線や施設のつくりなどから
負担なくユニバーサルデザイン化できる改修方法を
ご提案するのがミッションです。
多くの方が支障なく使える日が来るよう
鋭意準備中です!
今回の選挙は特に、投票用紙を書く手に力が入った...
という方も多いのではないでしょうか。
私もそのうちの一人です。
また、投票率を上げるために建築ができることも
きっとまだまだあるはずです。
できることから、思考と挑戦を積み重ねたいものです。
関連設計コラム
「個人病院のユニバーサルデザイン」
こちらもぜひご覧ください!
↓(タイトルから記事へ飛べます)
【第1回:「すぐわかる」デザイン】
【第2回:「安全」なデザイン】
【第3回:「安心」なデザイン】
(スタッフ:里沙)